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大腸ポリープ

どんな病気?

  • 大腸にできるイボのようなものです。
  • 大腸ポリープには複数の種類があります。
  • がん・腺腫(せんしゅ)・SSL(エスエスエル)など治療が必要なポリープ、過形成性ポリープ・炎症性ポリープなど治療不要な非腫瘍性ポリープに分けることができます。
  • 腺腫やSSLは大きくなるとがんに変わる可能性があります。

原因は?

  • (ポリープの)遺伝子異常

正常な大腸粘膜から腺腫が発生する際にはポリープ内の「APC遺伝子」に異常が起きていると言われています。これに他の遺伝子異常が重なったときに腺腫が「がん」へと進行するという仮説が有力視されています。
SSLにおいても「BRAF遺伝子」などいくつかの遺伝子異常が報告されています。
一方で生活習慣など、ご自身で対策可能な要因とポリープ発生との関連性は現時点では不明です。

症状は?

  • 大腸がんについては別ページで解説しております。
  • よく誤解されますが大腸ポリープはほとんどが無症状です。
  • 大きくなってくると、稀に便に血が混じる(血便)ことがあります。
  • 原則的に腹痛などの症状は起こしません。むしろ腹痛が出現した場合には別の病気が隠れていないかを考える必要があります。

どんな検査があるの?

現在ではほぼすべての大腸ポリープの診断は大腸カメラによって行われています。近年の内視鏡テクノロジーの進歩は目覚ましく、虫メガネのように拡大して観察することで治療が必要なポリープかどうか、その場で内視鏡治療すべきか、外科手術が適切かなどを判断することが可能です。ただし、がんかどうかの正確な診断をするためには生検(組織を一部摘まみ取って顕微鏡で確認する検査)や大腸ポリープ切除した上での組織検査が必要になります。
近年では注腸検査(肛門から入れたチューブからバリウムを流す検査)で大腸ポリープ、大腸がんの診断を行う機会はほとんど無くなりました。主に大腸がんの術前に位置確認のために行われます。

治療は?

腺腫やがん、SSLを疑った場合はその場で「大腸ポリープ切除術」を行います。(お薬で治す治療法はございません。)
当院でも日帰り大腸ポリープ切除を積極的に行っております。詳しくはこちらのページをご覧ください。
およそ20mm以上の大きなポリープの場合、大腸ポリープ切除術では取り切れない可能性が高くなるため内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が行われます。
ちなみに実際に切除した大腸ポリープが「大腸がん」であった確率は5mm以下で0.2%、6〜10mmで5%、11〜15mmで37%、16〜20mmで44%、21mm以上で68%との報告があります(がん研有明病院HPより引用)。
例えば6〜10mmの比較的小さなポリープを切除した場合でも、その5%が「がん」だったと言うことです。
他にもアメリカで行われた有力な研究によりますと、発見された腺腫を全て切除した場合には将来大腸がんにかかる率が76〜90%も下がり、さらに大腸がんで亡くなる方が53%も減少したとのことです。
このような事実から私たちは、大腸ポリープは小さなうちに切除することをお勧めしております。

参考:大腸ポリープ診療ガイドライン2020 改訂第2版
    大腸内視鏡スクリーニングとサーベイランスガイドライン
    がん研有明病院HP

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