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どんな病気?

  • 一般的にいぼ痔、切れ痔などと言われますが、医学的にはいぼ痔は「痔核(じかく)」、切れ痔は「裂肛(れっこう)」と言います。

痔核(いぼ痔)

  • 肛門粘膜の下にある血管などの柔らかい組織が次第に肥大化して出血を起こしたり、肛門から飛び出すなどの症状を起こす病気です。
  • 45~65歳に最も多く、男女差はないと言われています。
  • 海外の研究では全体の4.4~13.3%の方が痔を持っているとも報告されています。

裂肛(切れ痔)

  • 肛門に亀裂や潰瘍が出来た状態を指します。
  • 20から50歳代に好発し、女性に多いとされています。

原因は?

痔核(いぼ痔)の原因は生活習慣に関わるものが多い。

  • 便秘症
  • 長時間座っている職業
  • 腹圧のかかりやすい重い荷物を扱う職業
  • 食物繊維の摂取が少ない方
  • その他には妊娠、出産、慢性下痢症 など

裂肛(切れ痔)の原因には諸説あります。

  • 便秘による硬い便で肛門が傷つくこと。
  • 肛門圧が健常人よりも高いことで肛門の血の巡りが悪いこと。

症状は?

痔核(いぼ痔)

  • 排便時に真っ赤な出血が出る。
  • 慢性的な鈍痛や、急激な肛門痛。
  • 主に排便の時に、いぼ痔が肛門の外に飛び出す。
  • 粘液が出てくる(下着に付着する)。
  • 肛門の腫れ。
  • 肛門のかゆみ。

裂肛(切れ痔)

  • 排便中や排便後に生じる肛門痛が特徴的です。
  • 痛みは排便後に数時間続くこともあります。
  • 出血はあっても少量のことが多く、トイレットペーパーに付着する程度です。

どんな検査があるの?

  • 症状の問診や簡単な肛門鏡検査で、いぼ痔・切れ痔を直接確認することで診断できます。
  • 他の病気が隠れていないか調べるためには大腸カメラも有効です。

治療は?

痔核(いぼ痔)の場合

  • 十分な水分と食物繊維の摂取が推奨されています。
  • アルコールの過剰摂取にも注意します。
  • いきみ過ぎることや長時間便器に座ることを避けます。
  • お薬としては座薬や軟膏を使用します。これによって痛みや腫れ、出血症状を抑えることが出来ます。
  • 以上で良くならない場合は専門の医療機関へご紹介します。詳細は省きますが病状に応じてジオン注射、切開を伴う手術などが行われます。

切れ痔の場合

  • まずは肛門の衛生を保つことが重要で、適度に(使いすぎ厳禁!)温水ウォシュレットを使うなどして洗浄し、紙で強く拭くことは避けます。
  • 便秘をしないように肉の過剰摂取は避け、食物繊維を十分に摂取します。
  • 下痢しないように冷たい飲み物、アルコール、香辛料の過剰摂取は避けます。
  • 必要に応じて軟膏を肛門に塗ります。
  • 手術の検討が必要になる場合には適切な医療機関へご紹介します。

参考

肛門疾患・直腸脱診療ガイドライン2020年版(改訂第2版)

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