メニュー

A型肝炎

どんな病気?

  • 「A型肝炎ウイルス」に感染することによって引き起こされる肝炎。
  • 肝炎とは、その言葉通り肝臓に炎症が起き肝細胞が破壊される病気。
  • 単にA型肝炎と呼ぶ時は通常「A型急性肝炎」を意味します。

原因は?

  • A型肝炎ウイルスに汚染された食物(生ガキ、シジミなど)や水などから経口感染します。つまり口からウイルスは侵入してきます。
  • 肝臓で増殖したウイルスは最終的に便にも出てくるため、そこから別の人への感染も起こすことがあります。
  • 食物や水以外には性感染や違法薬物注射による集団発生が大きな問題となることがあります。

症状は?

  • 多くの場合は始めに高熱を伴う風邪のような症状が出てきます。その後に吐き気、嘔吐、下痢、黄だん(皮膚や白目が黄色くなる)などの症状が続きます。
  • 基本的には2か月前後で症状は良くなります。一部では重症化や劇症肝炎といって致死率の高い肝炎に発展してしまう場合もあります。

どんな検査があるの?

血液検査

  • 一般的な肝機能検査ではAST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビンが上昇します。ただしこれらは他の肝炎、もしくは肝炎以外の原因でも上がることの多い数値であり診断には直接結びつきません。
  • 診断をするための検査としてはA型肝炎ウイルスに対する血液中の「抗体」を調べます。抗体が高いとA型肝炎、と診断に至るわけです。

画像検査

  • 腹部エコー検査(最も簡便で有用性も高い検査です。当院でも行っています。)
  • CT
  • MRI

治療は?

  • 特効薬はありません。
  • 自然治癒する病気です。
  • 肝機能が高度に悪化した場合はもちろん、嘔吐や下痢で脱水状態になる場合などでは入院して点滴などを受ける必要があります。
  • 重症化、劇症肝炎にまで発展した場合では全身の集中治療を行い、時には肝移植が必要になります。
  • A型肝炎にはワクチンがあります。A型肝炎ウイルスに感染する可能性のある国への旅行者などへのワクチン接種が推奨されています。ワクチン接種で100%感染が防げるわけではありませんがリスクを減らすことが可能になります。

参考文献

臨床とウイルス Vol. 48 No. 2 2020.7  A型肝炎の疫学、病態、治療

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME