大腸カメラ検査はいくらくらいしますか?
皆さん。こんにちは。
青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニック 院長の金沢です。
日々診察を行う中で、患者様よりこのような質問を多くいただきます。
「大腸カメラ検査はいくらくらいしますか?」
大腸カメラ検査って、費用が高そうだな。
検査を受けたいけれど、お金のことが心配でなかなか踏み出せない…。
など大腸カメラ検査の費用に対して疑問をいだかれる方も多いのではないでしょうか。
そのような方に向けて、
今回は、多くの方が気になる大腸カメラ検査の費用について詳しくご説明するとともに、青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニックが提供する大腸カメラ検査の「魅力」や「特徴」をお伝えさせていただきます。
◆大腸カメラ検査の費用、保険適用でいくら?
まずはじめに、皆様が最も関心を持たれている費用についてです。
大腸カメラ検査は、多くの場合、健康保険が適用されます。
特定の症状がある場合や、健康診断の便潜血検査で「陽性」と判定された場合は、医師が必要と認めるため、保険診療の対象となります。
保険適用(3割負担)の場合の費用目安は、以下の通りです。
大腸カメラのみ: 約7,500円前後
大腸カメラ+組織検査: 約12,000円前後
大腸カメラ+ポリープ切除: 約20,000円~30,000円前後
この金額には、検査自体の費用に加え、検査前の準備薬や鎮静剤(麻酔)の費用も含まれます。ご加入の生命保険や医療保険によっては、大腸ポリープ切除などの治療内容に対して「手術給付金」が支払われる可能性があります。
多くの保険会社で、内視鏡を使ったポリープ切除は原則として手術給付金の支払い対象とされていますので、ご自身の保険内容を事前にご確認をいただけますと幸いです。
◆早期発見が鍵。大腸カメラ検査がもたらす「価値」
1.早期発見が命を救う、大腸がんの予防と治療
大腸がんは、早期に発見し適切な治療を行えば、ほぼ治癒が期待できる病気です。
しかし、初期段階ではほとんど自覚症状がないため、症状が現れた時にはすでに進行しているケースも少なくありません。 国立がん研究センターのデータによると、大腸がんは罹患数で全体で第1位、死亡数では女性で第1位、男性で第2位と非常に多いがんです。特に女性は乳がんや子宮がんよりも、大腸がんで亡くなる方が最も多いです。
2.がんの「芽」を摘む、ポリープ切除の重要性
大腸がんの多くは、良性のポリープが悪性化して発生すると考えられています。大腸カメラ検査の最大のメリットの一つは、このがん化する可能性のあるポリープを検査中に発見し、その場で切除できることです。これにより、将来的な大腸がんの発生リスクを大幅に減少させることが可能です。
3.大腸カメラと便潜血検査、それぞれの役割と精度の差
健康診断で行われる便潜血検査は、簡便で身体的負担が少ないスクリーニング検査として有効ですが、決して万能ではありません。便潜血検査は、出血を伴わない早期のがんや小さなポリープを見逃す可能性があります。 国立がん研究センターのサイトでも、便潜血検査の感度(大腸がんがある場合に陽性となる確率)は30.0~92.9%とされており、最大で70%もの大腸がんが見過ごされる可能性がある、と言い換えることができます。 一方、大腸カメラは、大腸の粘膜を直接詳細に観察し、5mm以下の小さな病変も見つけやすい、最も有効で精度の高い検査方法です。疑わしい部分があれば、その場で組織を採取(生検)し、顕微鏡で詳細に調べることで確定診断が可能です。
「自分は大丈夫」と思わずに、特に40歳を過ぎたら(特に家族歴がある方や、肥満、飲酒、加工肉の過剰摂取などのリスク要因がある方は)、定期的に大腸カメラ検査を受けることをおすすめします。
◆青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニックの大腸カメラ検査
「大腸カメラは苦しい」「痛い」「恥ずかしい」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
当院では、これらの負担を最低限に減らし、皆様に「また来年も検査を受けたい」と思っていただけるような工夫を凝らしております。
当院が提供する大腸カメラ検査の工夫とポイントをご紹介します。
1.経験豊富な医師が責任を持って検査を行います
院長は日本消化器内視鏡学会に認定された専門医、さらには指導医の資格も有しており、数多くの経験を積んでいます。患者さんの苦痛をなるべく少なく、高い技術と知識で検査を行いますので、安心して検査を受診ください。
2.苦痛を極力減らした大腸カメラ検査 (鎮静剤を使用した内視鏡)
当院では、患者様のご希望に応じて鎮静剤を使用した大腸カメラを実施しています。
点滴を通して鎮静剤を投与することで、患者様は眠ったような状態で検査を受けることができ、検査中の痛みや恐怖感を可能な限り少なくすることが可能です。
3.田園都市線青葉台駅から徒歩3分の好立地
鎮静剤を用いた大腸カメラを受けた際には、車やバイク、自転車などの運転が禁止されています。当院は青葉台駅から徒歩3分と至近に位置しており、鎮静剤を使用しても通院しやすい環境を備えております。
4.女性医師による内視鏡検査
当院には女性医師も在籍しており、女性医師による内視鏡検査を実施できる曜日を設けております。気になる症状があっても男性医師だと恥ずかしいと感じていた方は、当院までお気軽にご相談ください。
5.完全個室の院内下剤ルーム完備
ご自宅での下剤服用に不安がある方のために、当院では完全個室の院内下剤ルームを完備しています。PC等の仕事をしながら安心した環境で下剤を飲みたい方など、院内での下剤対応をご希望の方はお気軽にご相談ください。
6.ストレッチャー移動で快適なリカバリールーム(完全個室)へ
鎮静剤を用いた検査を終えられた方は、フラフラの状態で歩く必要はありません。ストレッチャーにてリカバリールーム(完全個室)にご案内し、リラックスできる快適な空間で覚醒までゆっくりとお休みいただけます。
7.胃・大腸カメラ検査の同日検査も可能
「検査は受けたいけどそのたびに仕事を休みたくない」「何度もクリニックに足を運ぶのはしんどい」という方のために、当院では胃カメラと大腸カメラを1日で済ませる「同日検査」を行っております。食事制限、検査前後の待ち時間、通院回数がすべて1回で済むため、身体的にも時間的にも経済的にも負担が少なくなります。鎮静剤を使用し、胃カメラは約4分、大腸カメラは約10分、合わせて約20分程度で全ての検査が終了します。
◆さいごに
今回のブログでは、「大腸カメラ検査はいくらくらいしますか?」のご質問に対して当院の回答をご紹介させていただきました。
上記にも記載をさせていただきましたが、
早期に大腸がんやポリープを発見し治療することで、より複雑で高額な治療が必要となる進行がんへの移行を防ぎ、結果的に経済的な負担も大きく軽減される可能性が高いとされています。
当院では、皆様の不安を解消し、苦痛なく、安心して大腸カメラ検査を受けていただけるよう、スタッフ一同、日々尽力しておりますので、検査に関してご不明な点やご心配なことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
今後ともよろしくお願いいたします。
青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニック 院長 金沢憲由
【当院へのご予約はこちらから】
お電話: 050-3641-0085 (休診日:日曜日・祝日)
アクセス: 青葉台駅から徒歩3分 (横浜市青葉区青葉台2丁目2-2キテラプラザ青葉台 3F)
