インフルエンザ
どんな病気、原因は?
- インフルエンザウイルスによる呼吸器、つまりノド・気管・気管支・肺の感染症です。
- 主な感染経路は飛沫感染です。
- 飛沫の付着物に触れた手を介した接触感染もあります。
- 主に冬に流行します。
- 近年はめっきり見なくなりましたが新型コロナ感染症が流行する前では年間約1000万人が感染していました。
症状は?
- 急に発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛が出現します。
- 咳、鼻水などの症状が同時に出ますが、いわゆる「風邪」と比べて全身の症状が強いことが特徴です。
- 御高齢の方では上記のような症状がはっきりとしないことも多く食欲低下、倦怠感、脱力などの症状が主体になることもあります。
どんな検査があるの?
- 鼻に細い綿棒を入れて粘液を採取し、迅速検査を行います。
- 数分で結果が判明します。
- 発症したその日に検査すると、ウイルス量が少なく陰性になることがあります。翌日など時間をおいて再検査する場合があります。
治療は?
- 自然治癒することも多い病気ですが高齢者や基礎疾患を有する人では重症化のリスクが高く、健康な方でも重症化することがあり、抗インフルエンザ薬による治療が推奨されています。
- 発症後早期(48時間以内)に治療を開始することが有効です。
- タミフル・・・内服薬。1日2回、5日間。
- リレンザ・・・吸入薬。1日2回、5日間。
- イナビル・・・吸入薬。初日の1回のみで完了。
参考
診療ガイドラインUP-TO-DATE 2022-2023