大腸カメラ検査
このような方には大腸カメラをお勧めします
- 便に血が混じる。
- 大腸がん検診が陽性だった。
- ここ数カ月で便が急激に細くなった。
- 便秘するようになった。
- 下痢は出るがお腹は張っている。
- 固形便がでない。
- 貧血があるがカメラを受けたことはない。
- 近親者に大腸癌にかかった方がいる。
上記に当てはまる方は全員、大腸カメラを受けることを強くお勧めします。大腸がんを調べる方法として大腸カメラの他にもカプセル内視鏡、CT(コロノグラフィー)、注腸検査、検便(便潜血検査)などがあります。
でもこの中で唯一、大腸がん(ポリープ)の発見、診断、治療まで一度に行うことが出来るのが大腸カメラに他なりません。
私たちが特に気にしているのは患者さんたちの便潜血検査の意味合いの認識です。普段の診療をしていますと時々「便潜血検査で引っ掛からなかったから大腸がんは心配いりませんよね?」と聞かれることがあります。そうではありません。
実は便潜血検査は、大腸がんがあっても陰性になってしまうことも多いのです。国立がん研究センターが運営するサイト(がん情報サービス )にはこうあります。
- 便潜血検査免疫法の感度(大腸がんがある場合に便潜血検査が陽性となる確率)は、対象とした病変の進行度や算出方法によってかなりの差があり、30.0~92.9%でした。
- 検診を毎年受診することで大腸がん死亡が60%減ることが報告されています。
つまり社会全体で捉えた場合には、便潜血検査を行うことで大腸がんで亡くなる方を60%も減らすことができる一方で、個々の患者さんに対して言えば最大で70%もの大腸がんが見過ごされる可能性がある、と言い換えることが出来ます。
みなさん、心配なら怖がらずに是非大腸カメラを受けましょう。(でも怖いですよね?そんなハードルを下げることが私たちの使命と思っております。)
当院で行っている大腸カメラの特徴
- 経験豊富な医師が責任を持って検査を行います
- 苦痛を極力減らした検査(鎮静内視鏡)
- 女性医師による内視鏡検査
- 完全個室の院内下剤ルーム
- 検査後はストレッチャー移動で快適なリカバリールーム(完全個室)へ
- 田園都市線青葉台駅から徒歩3分の好立地
- 炭酸ガス送気装置を用いた検査
1.経験豊富な医師が責任を持って検査を行います
私たちが特に目指している所それは、目の前の患者さんの生涯全体を考えた場合に、今後も続けるべき検査を適切に受けていく際の障壁とならない、と言うことです。
どういうことでしょうか?
例えば50歳くらいの女性が大腸カメラを受けたとします。でも大腸カメラが痛く、非常に辛い思いをしました。小さなポリープが発見されたのでその場で切除しました。必要な治療は出来たのでそれで良し。。。とはなりません。この女性は人生で一番くらい辛い思いをしたので2度と大腸カメラは受けたくないと思うでしょう。しかし、この場合に一番大切なことはポリープを見つけて治療できたことではなく、今後出現するかもしれない大腸がんを定期検査によって早期発見をすることです。辛ければ定期検査なんて受けたくなくなるのは当たり前です。ですから障壁となりたくないのです。
定期検査さえしていれば、大腸がんは見つかりやすい、治療しやすい病気です。
外科手術を受けざるを得ないほど進行してから大腸がんが見つかる方、残念ながら命を落としてしまう方を地域から一人でも減らすことが我々の使命と捉えております。
できるだけ苦痛なく検査を終え、また来年の検査を受けても良いと思う方向に気持ちが向くのであれば本望です。
院長は日本消化器内視鏡学会に認定された専門医、さらには指導医の資格も有しておりこれまで数多くの経験を積んできました。
これまで在籍した病院では責任ある立場として患者さんの内視鏡検査・治療および若手医師の指導を主導しておりました。
患者さんの苦痛をなるべく少なく、技術や知識も日々成長し続けること。これを常に心掛けております。どうか安心して当院での検査をお受け下さい。
(当院ではご希望に合わせて鎮静剤を使った検査を行うことができます。)
2.苦痛を極力減らした検査(鎮静内視鏡)
こんな方にお勧め
- 検査を受ける方全員
- 特に検査が初めての方
- とにかく検査を楽に済ませたい方
- 以前に大腸カメラで非常に辛い、痛い思いをされた方
こんな方にはお勧めできません
- 妊娠、授乳中の方
- 検査当日に車、バイク、自転車などの運転が必要な方(禁止されています)
- 検査後に重要な仕事が控えている方
- 以前に鎮静剤を使ってひどくご気分が悪くなった方
- 他のご病気で具合が悪い方、肺や心臓に重篤な病気を抱えている方
あなたが内視鏡検査を受けたくない理由はなんですか?
過去に受けた検査が辛かった、お知り合いが辛いと言っていた、下剤を飲むのが辛い、大腸カメラは何となく恥ずかしい、などでしょうか。
内視鏡検査には苦しいイメージが付いてまわることは事実であり、まだまだ受けて頂くハードルが高いと感じています。特に一度も検査経験の無い方はそのイメージが強いのではないでしょうか??
当院では希望された方には鎮静剤を使用して大腸カメラを行います。これによって検査中の痛みや恐怖感を可能な限り少なくすることが可能となります。検査がいつ始まっていつ終わったのか分からなかった、何にも分からなかった、などのお声も多数聴こえてきます。鎮静剤を使用することで大腸カメラの辛いイメージを払拭することも我々の使命の一つと考えております。
一方で鎮静剤を使うことに抵抗感がある方もいらっしゃるかと思います。鎮静剤を使用しなくともカメラ自体が目覚ましい進歩を遂げており、より細くなり、画質もより鮮明になることで検査時間も短縮され、患者さんの受ける「辛さ」は一昔前より確実に減っております。
また下剤も複数種類の用意がございますので個々の患者さんに合った下剤をご提案いたします。
3.女性医師による内視鏡検査
当院には女性医師も在籍しており、女性医師による内視鏡検査・大腸カメラ検査・胃カメラ検査・結果説明も実施しております。気になる症状があっても男性医師だと恥ずかしいからと大腸カメラを避けてきた方には特にお勧めです。近年は特に女性の大腸がんが増えています。がんで亡くなる女性の死亡原因でもっとも多いのは、大腸がんだということをご存知でしょうか? 女性が注意しなければならないがんというと、多くの方が乳がんや子宮がんと答えるかもしれません。でも実は、大腸がんに最も注意が必要なのです。もちろん男性の患者様も安心して内視鏡検査を受けて頂きたく存じます。食道・胃・大腸・お腹のお悩みはお気軽にご相談ください。
4.完全個室の院内下剤ルーム
当院では、完全個室の院内下剤ルームを完備しております。院内にて腸内を綺麗にする下剤(お薬)をリラックスしてお飲み頂くことが可能となります。個室内にはTVもご用意しております。下剤内服後にご自宅から移動することに不安を感じる方、下剤開始から検査終了まで一貫して院内で過ごしたい方、PC等の仕事をしながら安心した環境で下剤を飲みたい方など、院内下剤対応をご希望の方はお気軽にご相談ください。
5.検査後はストレッチャー移動で快適なリカバリールーム(完全個室)へ
鎮静剤を用いた検査を終えられた方は、ストレッチャーにてリカバリールーム(完全個室)にご案内をさせて頂きます。当院ではフラフラの状態で起こされて休憩室まで歩く必要はございません。内視鏡検査後は起き上がることなく、リラックスできる快適な個室空間で、覚醒までゆっくりとお休みください。
5.田園都市線青葉台駅から徒歩3分の好立地
「あそこのクリニックで鎮静剤で眠って楽に大腸カメラを受けたい」と思っても駅から遠くて通えない。そんな経験をされた方もおられるのではないでしょうか。
鎮静剤を用いた大腸カメラを受けた際には車、バイク、自転車などの運転が禁止されています。
当院は青葉台駅から至近に位置しており、鎮静剤を使用したとしても通院しやすい環境を備えております。
駅からの距離が理由でこれまで大腸カメラを敬遠していた方も、この機会に一度ご検討ください。
6.炭酸ガス送気装置を用いた検査
ヒダとヒダとの間に隠れた病気までくまなく観察するためには大腸を空気で膨らませる必要があります。ただこれには一つ問題があって、検査後にもお腹に空気が残り続けてガスが出たり、お腹が苦しくなったりする原因になるのです。それを解決するのが「炭酸ガス送気装置」です。炭酸ガスは空気よりも200倍も吸収が速いとされており、しかも呼吸を通して体外に速やかに排出されます。これによって検査後すみやかにお腹の張りが解消され、余計な苦痛を緩和することが可能になるのです。
大腸カメラの流れ
①検査前日
- 朝食、昼食、夕食は検査食のみお召し上がりください。水分は飲んでも構いません。
- 夕食後(21時頃)に小さな下剤(ピコスルファートナトリウム内用液)をコップ1杯の水に溶かしてお飲みください。
*必要に応じてお渡ししております。 - 21時以降もお食事は出来ませんが、水、お茶は飲んでいただくことが出来ます。
②検査当日
- 朝食は取らないでください。
- 指示された朝の内服薬は朝7時までにお飲みください。
- 色のついてない飲み物は検査1時間前まで飲んで構いません。
- ご自宅で朝から時間をかけて腸管洗浄剤を飲みます。
*ご自宅からの移動が不安な方、下剤から一貫して院内で過ごしたい方、PC等での作業をしながら安心した環境で下剤を飲みたい方などのために、院内で飲用するための完全個室もご用意しております。ご希望の方は大腸カメラ前診察の際にお申し出ください。 - 個人差がありますが5~10回ほど排便があり徐々にただの黄色い水のようになっていきます。これで自宅での準備は完了です。
③来院後
- 受付します。
- 個室にご案内します。個室で専用の紙パンツに履き替え、検査を待ちます。
- 検査台に左を下にして横になります。
- 肩に腸の動きを抑える筋肉注射をします。
- お尻からカメラを入れて、大腸全体を観察します。ポリープが発見されたら必要に応じてその場で切除します。検査時間は10~15分程度です。
- 個室に戻りお着替えをします。
- 診察室で当日に結果説明を行います。
- お会計して終了です。My hospitalアプリにてオンライン会計登録をしている方は会計を待たずに帰宅可能です。
当院の大腸カメラは原則鎮静剤を使用しますが、夕方から予定のある方や鎮静剤に抵抗感がある方などには、鎮静剤を使わない通常の大腸カメラをお勧めしております。
*ポリープ切除を行わなかった場合は検査後の食事制限などはございません。
鎮静大腸カメラの流れ
①検査前日
- 朝食、昼食、夕食は検査食のみお召し上がりください。水分は飲んでも構いません。
- 夕食後(21時頃)に小さな下剤(ピコスルファートナトリウム内用液)をコップ1杯の水に溶かしてお飲みください。*必要に応じてお渡ししております。
- 21時以降もお食事は出来ませんが、水、お茶は飲んでいただくことが出来ます。
②検査当日
- 朝食は取らないでください。
- 指示された朝の内服薬は朝7時までにお飲みください。
- 色のついてない飲み物は検査1時間前まで飲んで構いません。
- 朝から時間をかけて腸管洗浄剤を飲みます。
*ご自宅からの移動が不安な方、下剤から一貫して院内で過ごしたい方、PC等での作業をしながら安心した環境で下剤を飲みたい方などのために、院内で飲用するための完全個室もご用意しております。ご希望の方は大腸カメラ前診察の際にお申し出ください。 - 個人差がありますが5~10回ほど排便があり徐々にただの黄色い水のようになっていきます。これで自宅での準備は完了です。
③来院後
- 受付します。
- 個室にご案内します。個室で専用の紙パンツに履き替え、処置室に入ります。
- 腕に点滴を取ります。
- 検査台に左を下にして横になります。
- 点滴ルートから腸の動きを抑える注射薬、鎮静剤を投与します。
- お尻からカメラを入れて、大腸全体を観察します。ポリープが発見されたら必要に応じてその場で切除します。検査時間は10~15分程度です。
- 鎮静剤の中和剤を点滴ルートから投与して目を覚ましやすくします。
- 検査台(ストレッチャー)ごと個室に移動して30分程度お休みいただきます。
- 目を覚ましましたらお着替えをして診察室に移動、当日に結果をご説明します。
- お会計して終了です。My hospitalアプリにてオンライン会計登録をしている方は会計を待たずに帰宅可能です。
鎮静剤を使用することで眠っているうちに、もしくはウトウトした状態で検査を受けることになります。苦痛を大幅に減少させることが期待できます。「苦痛を極力減らした検査(鎮静・鎮痛内視鏡)」もご覧ください。
*鎮静剤を使用した方でもポリープ切除を行わなかった場合は検査後の食事制限などはございません。
大腸カメラでよく見つかる疾患
胃・大腸を同日に検査可能
検査は受けたいけどそのたびに仕事を休みたくない、時間を割きたくない、何度もクリニックに足を運ぶのはしんどい。そんな方は多いのではないでしょうか?
私たちとしましては患者さんの貴重なお時間を出来る限り奪いたくないと考えております。
その一環として、胃カメラと大腸カメラを1日で済ませてしまいたい方には同日胃・大腸カメラを行っております。胃と大腸の内視鏡検査を1度にできるため、食事制限、検査前後の待ち時間、通院回数がすべて検査1回分で済むため、身体的にも時間的にも経済的にも負担が少なくなります。
*特にご希望がない限りは全例鎮静剤を使用しています。
【同日検査の流れ】
- 鎮静剤を使用して胃カメラをします。4分程度です。
- 胃カメラ終了後、眠ったまま検査台(ストレッチャー)ごと方向転換して大腸カメラを受ける姿勢になります。
- 大腸内視鏡検査を行います。10分程度です。胃カメラと合わせて20分程度で全ての検査が終了します。
- 検査台(ストレッチャー)に横になったままリカバリー室(完全個室)に移動し30分ほどお休みいただきます。
- 目が覚めてから診察室で当日に結果をご説明します。
- お会計して終了です。My hospitalアプリにてオンライン会計登録をしている方は会計を待たずに帰宅可能です。
検査費用
内容 |
1割負担 |
3割負担 |
---|---|---|
大腸カメラのみ |
2500円前後 |
7500円前後 |
大腸カメラ+組織検査 |
4000円前後 |
12000円前後 |
大腸カメラ+ポリープ切除 |
7000~10000円前後 |
20000~30000円前後 |