レントゲン検査(X線検査)
レントゲン検査とは?
X線検査とも言います。X線とは放射線の一種です。
肺や骨、心臓などの状態を調べるためによく始めに行われます。骨や水分、脂肪などの体の組織によってX線の通りやすさが異なることを利用し、画像として映し出します。X線を体にあてると、体を通過したX線の差が濃淡の影として画像に現れます。
検査の実際
X線検査では、金属が付いた衣類、湿布などは画像に映り込むため、事前に外すなどの対応が必要です。撮影部位により息を止めたりすることも必要になります。撮影自体は数秒で終わります。
当院のレントゲン検査の特徴
X線検査にかかる時間は短く、撮影した部位は画像で比較的すぐに確認することができるため、一般的に広く行われている検査です。特に当院ではDRと呼ばれるデジタルダイレクト方式の撮影装置を配備しており、これには以下のような利点があります。
- 従来のフィルム方式やCR(アナログ変換デジタル方式)では少なくとも画像が出来上がるまで数分を要していた所、DRでは最短5秒程度で画像が完成します。
- フィルム方式と比べて被ばく量が50%も抑えられます。1回の胸部レントゲンでの被ばく量はフィルム方式で0.06mSv、当院だと0.03mSvです。通常、人の健康に影響する放射線量は100mSv以上と言われていますのでいずれにしてもそれほど気にする数値ではありませんが、被ばく量が少ないに越したことはありません。ちなみにですが、東京からニューヨークまで飛行機を利用すると、0.11~0.16mSvの放射線を受けます。また、日本で1年間の日常生活の中で受ける放射線量は平均2.1mSvといわれています。
- DRは撮影の行程が格段に少なく、スタッフにも優しい装置です。院内の効率化、診察効率の向上にも寄与すると考えております。